Factors of proteolysis +α

▶治せる人になる

▶治せる人を育てる

▶治せる人による組織を作る

3つの決意で社会貢献を目指す

かねこ脳神経外科リハビリクリニックか部長

かねこリハ研究会代表の伊藤哲朗です

前回ブログでもお伝えしたように、30日から日本抗加齢医学会研修講習会をアーカイブ配信で見ています。4演題あるのですが、そのどれもが面白く配信期間中に何度か見ることになると思います(^^)

さて、今回は4演題から一つ私が気になったところをピックアップしたいと思います。それは前回ブログでも紹介したFactors of proteolysis(タンパク質分解の要因)についてです。

前回ブログでは「塩分」の取り過ぎが筋中のタンパク質分解を促進する要因となり得る!というところのみをお伝えしました。今回はその説明をしたいと思います。

まず、塩分を摂取する量を増やせば増やすほど尿中Na+排泄量が増えていくことは想像に難しくないですよね。しかし、ここで不思議なのが水分摂取量が反比例して減っていくという事実です。普通であれば口渇感を覚え、水分をたくさん摂るように感じますがそうはしないというのです。

いったい体の中では何が行われているのでしょうか?

そもそも尿中にNa+が濃縮して排出されるというのは不思議なことだそうで、当たり前の話じゃなく、すごいことだそうです。

なぜかというと、体内外の浸透圧は常に一定に保たれるよう調整されているんです。なので都合よく濃縮して出せ!みたいなことは本来できないとのこと。

ということは体内のNa+を体外に排出するのを助ける物質が必要になります。

それが尿素です。腎髄質に蓄積された尿素が水を再吸収し、Na+を対外に排出するのを助けます。

そしてこの尿素を精製するのに使われる材料が筋中の蛋白質です。

つまり、身体を大きくするためにたくさん食べる!という方!Na+に気をつけて下さい!取りすぎると逆効果ですよ。

さらにお年寄りの場合筋量の低下(サルコペニア)に陥り、結果筋力・筋量の低下が移動能力の低下(ロコモティブシンドローム)を招き、虚弱(フレイル)となり要介護認定を受けることになりそうですね。

#サルコペニア、ロコモーター、フレイルは別に判定基準がありますので、知りたい方はそちらをご参照にください

ポイントは
・塩分を少なくし
・水分を多くとる
ことが非常に重要です

会員の皆さんも実際にやってみたり、患者さんやご利用者さんの指導にぜひお役立てください!

本日はこの辺りで失礼します

今週も楽しい臨床を(^^)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です