not recommended

※not recommendedとは「推奨しない」ということです。

米国整形外科学会(AAOS)は、変形性膝関節症治療に関する臨床診療ガイドライン(CPG)改訂版を発表し、ヒアルロン酸を推奨しないと明記しました。

日本でもっともシェアの高いヒアルロン酸製剤は週に一回の治療しか保険で認められていませんので、痛みが強くても我慢して、この頻度で繰り返すことになります。

しかし、日本では一般的なこのヒアルロン酸関節内注射、アメリカの整形外科学会では、既に推奨しない治療となっています。

以下が2013年に発表された記事です。

「米国整形外科学会(AAOS)は6月4日、変形性膝関節症治療に関する臨床診療ガイドライン(CPG)改訂版を発表した。ヒアルロン酸を推奨しないと明記した。変形性関節症(OA)は摩擦による消耗が原因の関節炎とも知られ、65歳以上に発症することが最も多い。米国では約3300万人がOAに罹患し、身体障害の主因となっている。」

これに対し、日本整形外科学会変形性膝関節症診療ガイドラインでは推奨度 B(中等度の根拠に基づいている):ヒアルロン酸関節 内注射は変形性膝関節症患者において有用な場合がある。副腎皮質ステロイド関節内注射に比較して、その作用発現は遅いが、症状緩和作用は長く続くことが特徴である(推奨強度:87%)とされています。

ちょっとわかりにくいですが、ステロイドに比べ、即効性はないが、それより長く効果が持続するので、有効な場合があるということのようです。しかし一週間毎の注射では、効果が長いとは言えない気がしますが、日本では保険が利く、標準治療とされています。

一方で、アメリカでは、そもそも日本のような公的保険制度はありませんから、はっきりと非推奨と否定されている治療をわざわざ選ぶ患者さんもドクターも少ないと思われます。

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